Tcl/Tk 入門

Tcl/Tk のプログラミングについてのガイドです。当初のターゲットは、コアパッケージ Tcl/Tk および、Tcl の標準ライブラリ TclLib の使い方について解説をしていく予定です。

現時点でターゲットとする Tcl/Tk のバージョンはまだ正式版がリリースされていない 8.6 です。本サイトの内容をなんとか正式版のリリースに間に合わせる予定です。そのため、しばらくは作成中の状態が続きますが、ご了承下さい。

動作環境

Tcl/Tk は、UNIX 系をはじめ、Windows や MacOS 上でも動作するマルチプラットフォーム対応の言語です。しかし、OS をひとつに固定しておいた方が、説明を進めやすいので、ここでは Fedora Linux 上で動作する Tcl/Tk を使うことにします。OS 固有の事情に対処する必要がある場合には、コラムなどで説明を補足します。

ソースの入手

コンパイルとインストール

Fedora Linux はパッケージ管理に RPM を使用していますので、tcl と tk の RPM パッケージをインストールして使用できます。新しいバージョンあるいは正規リリース前の開発バージョンを試用する場合は、ソースからコンパイルします。

ここでは、/home 以下の自分のアカウントのディレクトリ内にインストールする手順を紹介します。コンパイル時にオプションを指定できますが、ここでは必要最小限のオプションに留めました。以下の例では Tcl/Tk 8.6a1 のソースをコンパイルしていますが、他のバージョンでも手順は同じです。

$ tar zxvf tcl8.6a1-html.tar.gz[Enter]

$ tar zxvf tcl8.6a1-src.tar.gz[Enter]

$ tar zxvf tk8.6a1-src.tar.gz[Enter]

$ cd tcl8.6a1/unix[Enter]

$ ./configure --prefix=$HOME[Enter]

$ make[Enter]

$ make test[Enter]

$ make install[Enter]

$ cd ../../tk8.6a1/unix[Enter]

$ ./configure --prefix=$HOME --with-tcl=../../tcl8.6a1/unix[Enter]

$ make[Enter]

$ make test[Enter]

$ make install[Enter]

最後に、適当なテキストエディタを用いて ~/.bash_profile を編集します。以下のように、環境変数 $PATH の最後に $HOME/bin を加えておきます。

# .bash_profile

# Get the aliases and functions
if [ -f ~/.bashrc ]; then
        . ~/.bashrc
fi

# User specific environment and startup programs

PATH=$PATH:$HOME/bin

export PATH

新しい端末を起動し、次のように wish8.6 とタイプして wish を起動し、パスが通っているかどうか確認します。

$ wish8.6[Enter]
%

端末のプロンプトが % に替わり、下図のような wish のウィンドウが表示されることを確認します。

図 1 : wish
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